企業情報・求人情報の収集は、転職活動における最も重要なプロセスの1つです。それぞれの手段の特徴を知り、なるべく多角的な観点で企業・求人の情報を収集することをおすすめします。
1)インターネットで検索する
手軽に入手できる情報源としてインターネット上のWebサイトがあげられます。 インターネット上のWEBサイトとしては、大きく
- 求人メディア、口コミサイトなどの転職支援サービスのサイト
- 求人企業が独自に開設している採用サイト
の2種類に分けることができます。
求人メディアは、大手人材会社が運営する総合型の転職サイトを中心に、業界特化や職種特化などの特徴があるものが多く存在します。それぞれまずは自分のあった条件で検索し、情報収集を行うと良いでしょう。
興味のある会社や業界がある程度明確になっている場合は、直接その企業のサイトを通じて情報を得ることもできます。ただし企業がアピールしたい情報だけが掲載されているので、より客観的な情報を得たいのであれば、大手の口コミサイトなどを見てみることもおすすめします。
ただし、口コミサイトは匿名の情報であったり、古い情報であったりするので、そのまま100%鵜呑みにすることは避けたほうが良いでしょう。
2)人材紹介会社を利用する
人材紹介会社を利用することで、企業や求人の情報収集だけでなく、適切なアドバイスや求人の提案を受けることができます。利用は原則無料です。
3)人脈を活用する
自分のこれまでの築いてきた人脈で転職先の情報を収集することも手段の一つです。学生時代の恩師や友人、社会人となってからの友人、知人など自分の人脈を通じて様々な業界・企業の状況を聞くこともできます。
ただし、人事や求人に詳しい人でない場合も多いので、情報に不確実なものも多いので注意が必要です。
4)データベースサービスを利用する
あまり知られていませんが、帝国データバンクや東洋経済などのサイトから、個人であっても各個別の企業情報を取得できるサービスがあります。有料な場合がほとんどなので、最終的な入社を決めるかどうか迷っている際などに絞る必要がありますが、客観的かつ詳細な経営情報を閲覧することができます。
5)面接を通じた情報収集
会社選びにあたっては、会社の安定性や将来性・待遇以上に、社風や スタイルが自分の個性や適性、仕事観や人生観といったものにマッチするかどうかもとても大切な要素です。
社員と直接接点を持てる面接の場は、自己アピールだけではなく、重要な情報収集の場であることも認識しておきましょう。 社風や経営方針、どんな人が活躍しているのかなど、面接官に積極的に質問をしてみることが重要です。
また、職場の雰囲気は会社の受付、面接を受ける部屋、すれ違う社員の方々の雰囲気などからも感じ取ることができます。
このように、企業や求人の情報収集と一言で言っても多様な手段が存在しています。なるべく多方面からの情報収集を心がけ、入社後のギャップを無くしていくようにしていきましょう。