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転職ノウハウ

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内定通知書の重要性

転職活動の努力が実り、晴れて企業から内定を獲得できた時の喜びは、一言では言い尽くせないものです。

しかしここで油断してしまうと、入社後の条件の食い違いなどのトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。内定フェーズに差し掛かったら、下記のポイントを特に注意しておきましょう。

採用内定であることを、出来る限り書面での通知を依頼する

内定は、法律上は口頭であっても労働契約の提示であるという解釈がされています。とは言え、後から「言った、言わない」というトラブルにならないためにも、まずは書面で内定の事実を提示してもらうことが重要です。

企業によっては特に内定通知書を発行していない場合もありますが、メールなどなるべく証拠が残る形で、内定である旨を通知してもらえるように依頼しましょう。

エージェントを介しての転職活動である場合は、コンサルタントが間に立ってトラブルが発生しないように配慮をしてくれることがほとんどですが、直接応募の際はご自身で依頼する必要がありますので、注意しましょう。

労働条件・採用条件を出来るだけ詳細に確認する

内定の事実も重要ですが、それと同様に給与や労働条件についても、入社後のトラブルが無いように、入社を承諾する前に納得が行くまで確認をすることが必要です。

入社日、月額給与、賞与、退職金の有無、各種手当についてなど、給与に関する点は特にトラブルになるケースも多いので、注意が必要です。

すべての条件が内定通知に書かれていないこともありますので、入社承諾前に確認したいことは、きちんと自己責任において確認しなくてはなりません。また、これと合わせて入社時の雇用契約書でも内定通知の記載との違いがないかを確認するようにしましょう。

回答期限を確認する

最後に、意外と漏れがちなのがこの「回答期限」の確認です。内定をもらっても、まだ併願企業の選考が残っていたり、家族への相談などで検討の時間がほしいこともあるでしょう。

そういった場合に、企業がいつまで回答を待ってくれるのかをきちんと事前に確認することを忘れないようにしましょう。あまり回答を引き延ばすと、企業側のトーンも下がってきますし、場合によっては内定取消などのトラブルに繋がる可能性もあります。

内定から1週間程度以内が一般的ですが、その後の退職交渉の期間などを踏まえると入社日にも影響が出てくるので、企業ともきちんと確認をして、双方にシコリが残らないように進めていきましょう。

以上、内定フェーズで最低限気をつけておくべきポイントをまとめました。