社会人となって数年が経ち、次を見据えて初めての転職活動。
そういう方は、最初に新卒の際の就職活動を思い浮かべるのではないでしょうか?
しかしながら、中途採用・転職における活動は、新卒の頃の就職活動とは全く異なります。その違いをしっかりと理解し、計画的・戦略的に活動をしていかなければ、納得感のある転職を実現することは難しくなります。
活動を始める前に、まずは就職活動との違いを具体的に理解し、状況に応じた対策を立てていくことが肝要です。
就職活動と転職活動の違いを大きくまとめると、下記がポイントとなります。
1 )即戦力採用
新卒の際は、企業は大学生を採用するわけですから職務経歴は当然無いことを前提に、完全にポテンシャルを見ての採用活動となりますし、大学生側もアルバイトやサークル活動など、直接的に仕事とは関係しない内容をアピールすることになります。
しかし、中途採用はあくまで「即戦力採用」が前提となっており、大切なのは募集職種の仕事内容や求められる成果を、あなたが入社後にすぐ出していけるのかどうか、という点が中心になります。
2 )選考プロセスの違い
就職活動においては、まずOB・OG訪問をし、会社説明会に行き、グループワークや集団面接、個別面接・・・など長期間・複数プロセスを踏んでようやく内定、という流れでしたが、中途採用においては、一般的に面接回数は2回〜多くて3回程度です。
また、一次面接から明確に採用選考となりますので、「いろいろ見てから決めたい」という感覚は基本的に通用しないと考えた方が良いでしょう。
3 )手段の豊富さ
新卒時には、主にはリクナビ・マイナビといった大手媒体を利用された方がほとんどだと思いますが、転職活動においては大手媒体だけでなく、転職エージェントやスカウト型媒体、ハローワークなど、豊富で多様な求職活動をできる手段があります。それぞれの利用手段の特徴を良く理解し、ご自身の活動の方向性に適した手段を活用することが大切です。
いかがでしたか?
就職活動との主な違いをまとめてみました。まずは活動を始める前に転職活動の特徴を理解し、効率的に活動を進めていきましょう。